メガフランチャイジー ホットマンについて
以前のブログで、メガフランチャイジーのホットマンについての記事を書くと宣言したのに時間が経ってしまいました。
過去記事 <雑誌”ビジネスチャンス”とメガフランチャイジー、ホットマンについて>
ホットマンのWEBサイトによると、昭和50年に設立され、昭和59年にイエローハットの展開を開始、2021年5月末時点でイエローハット89店舗を含む8業態120店舗を展開しています。
売上の8割をイエローハットが占めており、他の業態を始めたきっかけも「イエローハットを利用いただいたお客さまが、点検の待ち時間を有意義に過ごせる店舗をつくりたい」という想いから、と明記しております。アンゾフの成長マトリクスで言えば、イエローハットの既存顧客に新しい商品サービスを提供する新製品開発戦略をベースに成長してきたと言えるでしょう。
その他に特徴的なのは、
・業界のトップのフランチャイズに加盟している
・半数の店舗が宮城県にあり、岩手県と福島県を含める店舗の3/4がこの3県に集中している
・M&Aでの拡大を模索中(長野県で10店舗を買収)
などがあげられます。
3年前と業態店舗数で比較すると、
(店舗数増加)イエローハット(+2店舗)、ダイソー(+3店舗)
(新規業態)コメダ珈琲
(閉店)SEGA、自遊空間、ニコニコレンタカー
となっています。コロナの影響もあったと思いますが、業態の入れ替えはわりと積極的なようです。200店舗が目標とありますが、M&Aを除けばイエローハットメインで200店舗に到達するのはなかなか難しいので、他の業態の店舗数や新業態は増えていくと推測されます。
この3年間で、ダイソーの店舗数が一番増えているので、今後も出店していくのではないでしょうか。あとは、カフェはありますが、食事メインの業態がないので、イエローハットとの相性を考えても飲食店の加盟はおそらく検討しているのではないかと思います。コンビニは相性がよさそうですが、今までやってないということは何かしらの理由があるからで、この先も加盟の可能性は少ないでしょう。リラクゼーションやゴルフ関連も顧客ターゲットとして近いと思いますが、リラクゼーションだと売上規模が求める水準と乖離があるような気もします。
いずれにしても、前年の売上を超えたとはいえ、主力のイエローハットは減収となっており、その他の事業の展開がここ数年続いている210億円の売上から伸ばすためのポイントだと思われます。ぜひ、定期的にチェックしていきたいと思います。
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