日経フランチャイズ・ショー2026 セミナーに登壇しました
2026年3月5日(木)に開催されたフランチャイズ・ショー2026にて、セミナー講師として登壇しました。
今回担当したのは、フランチャイズ加盟希望者向けセミナー「本部任せにしない!商圏&立地分析の基礎知識」。一般社団法人 東京都中小企業診断士協会認定フランチャイズ研究会のメンバーとして、中小企業診断士の立場から、約1時間お話しさせていただきました。

セミナーの内容
FC加盟を検討している方、初めて店舗物件を探す方を主な対象として、以下の4つのテーマを解説しました。
1. 立地評価の基本
本部から物件や売上予測が提示されたとき、すぐに契約するのではなく、まず「既存店の立地を自分の目で確かめる」ことの重要性をお伝えしました。少なくとも5店舗以上、売れている店舗・そうでない店舗の両方を、お客様目線で客観的に見てほしいというメッセージです。
2. 商圏分析:面・線・点の3次元で立地をとらえる
立地は「面(商圏)」「線(動線)」「点(地点)」の3層構造で考えます。エリアのマーケットボリュームと特性、候補地への近づきやすさ、物件自体の視認性や入りやすさ——この3つをセットで評価しなければ、正確な判断はできません。
本部が提示する商圏マップのチェックポイントとして、「商圏が真円になっていないか(線路・幹線道路などバリア要素で分断されるのが自然)」「データは最新か」「売上予測の根拠が説明できるか」など、具体的な確認項目も紹介しました。
3. フランチャイズ加盟ステップと立地確認のタイミング
加盟の流れの中で、「どの段階で商圏分析・立地分析を行うべきか」を整理しました。物件確定前に動線・地点の評価を済ませておくことが、後悔しない判断につながります。また、実例を挙げながら、本部ごとに立地基準が異なる点も確認しました。
4. データ調査と実査の進め方
jSTAT MAPやRESASなど、無料で使える公的データツールの活用法を紹介しました。候補地周辺の年齢別人口・世帯数の把握(jSTAT MAP)、エリアへの人口流入傾向・将来推計(RESAS)など、現地調査の前に机上で把握できることは事前に整理しておくことをおすすめしました。
また、データだけでなく実際に商圏を歩くことが大切です。建物や賃料水準から世帯構成・経済力を肌感覚でつかみ、顧客誘導施設(マグネット)の有無や競合店の強み・弱みも現地でしか確認できません。
新刊のご紹介
セミナー内でもご案内しましたが、フランチャイズ研究会では今回のフランチャイズ・ショーに合わせて新刊を発売しました。

📘「JSTAT MAP徹底活用 立地診断ガイドブック」
→ http://fcken.shopselect.net/
jSTAT MAPをFC出店の商圏分析に活かす方法を、実践的にまとめた一冊です。ご興味のある方はぜひご覧ください。

