営業マネージャー&店長向け財務会計研修メニューの紹介

先日、ある企業の営業マネージャー&店長向けに財務会計研修を実施しました。今回はその時の研修メニューについてご紹介します。

これまで財務会計研修を実施していたようですが、単なる財務諸表の解説だけでなく、演習を通じて実践的な知識を身に付けたいというオーダーが事前にありました。打合せをする中で研修に盛り込んだのは、上場企業の財務諸表を使った財務分析、損益分岐点売上と値上げ効果の計算、SWOT分析と財務分析の関係性、などです。

 

上場企業の財務諸表を使った財務分析をすることで、複数社の比較や業界のトレンドを学ぶことができます。株式投資をしている人もいましたが、そうでない人にとっても上場企業の財務諸表や決算説明資料はとても勉強になるので、見るときのポイントなども説明しながら講義を進めました。

 

損益分岐点売上高の計算は、もちろん単体でも非常に重要ですが、目標利益獲得の売上計算や値上げ(あるいは値下げ)のインパクトを計算することは、実務にもかなり役立つことなので、ここは時間を取って演習問題を解いてもらいました。

 

SWOT分析と財務分析をからめるのは、経営者向けセミナーではよく実施するのですが、今回初めて社員研修にも取り入れてみました。予想通り、SWOT分析に取り組んだ経験がある人はゼロでしたが、いざSWOT分析をやってもらうとポイントを抑えた意見が多数あがり盛り上がりました。そこから、この強みは財務諸表のこの数字に表れるという話をすることで、自社の経営状況に興味を持ってもらえた様子でした。

 

今回は6時間弱の研修でしたが、要望に応じて半日での研修も実施しております。ぜひお気軽にお問合せください。

 

1.財務務会計の基本概念
・財務会計とは何か
・貸借対照表(バランスシート)の基本構造
・損益計算書(P/L)の基本構造
・キャッシュフロー計算書の基本構造
・財務三表の相互関係

2. 主要な財務指標とその活用
・売上総利益、営業利益、純利益の違いと意味
・流動比率、自己資本比率、ROE、ROAなどの主要な財務指標
・これらの指標が営業活動に与える影響
・指標の計算方法と解釈

3. 企業の財務状況分析
・事例を使った財務諸表の読み方
・財務状況の分析方法
・競合他社との比較分析
・財務状況が営業戦略に与える影響

4. 損益分岐点売上の説明と計算演習
・損益分岐点の基本概念と重要性
・固定費と変動費の違い
・損益分岐点売上高の計算方法
・価格設定と収益性の関係

 
5. 実践ワークショップ
・グループディスカッション:財務諸表の読み取りと分析
・ケーススタディ:SWOT分析と財務分析の関連
・発表とフィードバック

 

<お問い合わせはこちら>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です