ビジネスブログは5STEPストーリーで考える
WEBサイトを制作したい企業や経営者にヒアリングをすると、ブログ等で情報を発信したいからという理由をあげられるケースが多いです。
ここでは、ビジネスブログと呼びますが、ビジネスブログを効果的に活用することで自社サービスの認知度向上や売上アップにつなげることができます。
いっぽうで、ビジネスブログを活用したコンテンツマーケティングで最も多い悩みが、何を書いたらいいのかネタに困るということです。
書くことがなくなってしまって、ブログの更新がストップする、ごはんに何を食べたかといったビジネスとは関係ないコンテンツを載せてしまうことは、よくあります。
たまに、ビジネスと関係ないコンテンツを載せることも効果はありますが、SNSやメルマガなど、ある程度関係性を構築したあとのツールで発信をすべきです。
では、どのようなコンテンツを載せるべきか。
今回紹介するのは、顧客の悩み解決ストーリーです。
企業は、消費者が抱える何かしらの問題点・悩みなどを解決するサービスを提供しています。この悩みとその解決方法を5段階のストーリーにしてコンテンツ提供するのです。
①消費者の悩み、問題点を提示する
近い悩みを持っている消費者の、共感・興味を引き付けます。
(例)
・家での食事を充実させたい(デリバリーサービスを始めた飲食店)
・肩こりを軽くしたい(リラクゼーションサロン)
・金融機関から借入をして事業を大きくしたい(経営コンサルタント)
②悩みを解決したときのメリットを提示する
メリットを具体的に複数提示することで、消費者に行動を促します。
・専門店の味が家で楽しめる。食事を作る手間、片付けの手間が減る(デリバリーサービスを始めた飲食店)
・仕事の効率が上がる、家族や友人と運動を楽しむことができる(リラクゼーションサロン)
・事業が大きくなれば利益が増える、さらに色々な事業展開が可能(経営コンサルタント)
③悩みの解決方法をいくつか提示する
自社のサービスで複数の解決方法が提示できればベストですが、他の解決方法も提示したほうが信頼性は高くなるでしょう。その場合は、いくつか解決方法はありますが、自社のサービスがベストな解決方法です、という流れにします。
・デリバリーサービスを利用する。コンビニだと選択肢が少ないし、買いに行く手間がかかる(デリバリーサービスを始めた飲食店)
・サロンに定期的に通う。自分でストレッチや器具を買っても効果があるか不安(リラクゼーションサロン)
・コンサルタントに資金調達を依頼する。自己資金ではもしもの時に不安。自分で事業計画を作成するのは手間がかかる。(経営コンサルタント)
④悩みを放っておいたときのデメリットを提示する
デメリットも明示して、すぐに行動を促すことが、自社への問い合わせにつなげます。
・今日のご飯のメニューを考えて、買い物に行く必要がある(デリバリーサービスを始めた飲食店)
・肩こりがどんどんひどくなり、腕があがらなくなる(リラクゼーションサロン)
・金融機関からの借入には時間がかかるので、タイミングを逃す可能性がある(経営コンサルタント)
⑤特典を用意して、自社のサービス利用を促す
自社のサービスを紹介してアクションにつなげます。今だけの特典などがあると、さらに消費者は興味を持つでしょう。
・○時までの注文で〇〇をサービス(デリバリーサービスを始めた飲食店)
・○日まで、初回利用は20%割引(リラクゼーションサロン)
・問い合わせフォームから初回無料相談を受付中(経営コンサルタント)
②③④の順番は、内容に合わせて変えてもいいでしょう。重要なポイントは消費者の立場と自社のサービスの両面を考えていることです。
正直、これでも書く内容が思いつかないというのであれば、自社の提供しているサービス内容や消費者目線でのマーケティングが足りないと言わざるを得ないです。
逆に言えば、サービス内容やマーケティングをブラッシュアップするよい機会だと思うので、ぜひコンテンツに落とし込んでみてください。